レチノールについて徹底解説!ーレチノールの効果が出るまでの時間と2つの注意点ー

トレンド成分

ここ数年SNSで話題となり、近年美容業界でも大きな注目を集めている美容成分「レチノール」。

レチノールは高い効果を発揮する有効な成分ですが、その反面高い効果がゆえに正しい使い方を守らないと乾燥や赤み・皮剥けなどの肌トラブルを引き起こす可能性も。

今回はそんな話題の成分「レチノール」についてわかりやすく解説していきます。

1:レチノールとは?

レチノールとは美肌作りに欠かせないビタミンAの一種です。
肌のターンオーバーを促進し、シワ、シミ、ニキビ、毛穴の開きなど、さまざまな肌トラブルに効果があるとされています。

2:レチノールの種類

市販の美容液やクリームに多く配合されているのは、「酢酸レチノール」や「パルミチン酸レチノール」といった安定型レチノール。
一方、2017年に厚生労働省から「シワ改善」の効果が認められて医薬部外品に配合されているのは「レチノール(純粋レチノール・ピュアレチノール)」です。これは、より効果が強く、医薬部外品にも使用されています。また、さらに強力な「トレチノイン」は医療機関で処方される医薬品のため、市販の商品には含まれていません。

効果の強さはパルミチン酸レチノール<酢酸レチノール < レチノール < トレチノインとなりますが、レチノールの効果が強いほど肌刺激も強いというデメリットもあります。

3:レチノールの美容効果

①シワ・たるみの改善 :

レチノールはハリや弾力を保つためのコラーゲン生成を促進し、肌のハリ弾力を高め、小じわや深いシワの予防および改善に寄与します。

②ターンオーバーの促進 :

ターンオーバーとは古い細胞が剝がれて新しい細胞が作られる、肌の代謝サイクルのことです。
ターンオーバーが乱れると古い角質が蓄積して肌トラブルの原因となります。
レチノールを取り入れることにより肌の細胞再生を助け、古い角質を除去するため、くすみやざらつきの改善が期待できます。

③シミ・色素沈着の改善 :

メラニンの排出を促し、シミや色素沈着の軽減、肌のトーンを均一にします。

④ニキビ・毛穴対策 :

毛穴詰まりを防ぎ、剰な皮脂分泌を重視する働きもあるため、ニキビの予防や毛穴の開きを改善します。

🚨ターンオーバーには約28日周期があるため、効果が出るまでには一定の時間がかかります。使い始めてすぐには変化を感じにくいかもしれませんが、焦らず続けることが大切です。

4:レチノールの副作用

レチノールを使用すると、レチノイド反応(A反応)と呼ばれる下記のような症状が起きる可能性があります。
・赤み
・皮むけ
・乾燥
・かゆみ
・ヒリヒリ感
これらは、肌がビタミンAに慣れる過程で現れる反応であり、肌に合わないわけではありません。敏感肌の方は特に慎重な使い方が求められます。

レチノールを使い続けるとレチノイド受容体の許容量は徐々に大きくなるため、肌がビタミンAに慣れてA反応は治まっていきます。
レチノール初心者は低い濃度から使用を始めてみましょう。
濃度が高いものをいきなり使用してしまうと必要な角質まで除去されてしまい、ビニール肌になってしまうことがあるため注意しましょう。

A反応は、通常1週間~1か月程度で治まりますが
症状が長引いたり激しい場合はレチノールの使用を止めて、医師に相談してください。

レチノールを安全に使うための注意点

レチノールを安全に使用するためには下記の3点に注意しましょう。

1:濃度の低いものを使う

レチノイド反応(A反応)のリスクを軽減するため、濃度の低いものから始めることが重要です。



推奨されるレチノール濃度とステップアップ方法
ステップ1:低濃度(0.1%〜0.3%)からスタート

ステップ2:中濃度(0.3%〜0.5%)に移行
肌が低濃度に慣れたら中濃度へステップアップ。

ステップ3:高濃度(0.5%〜1.0%以上)に挑戦
高濃度レチノールは刺激が強いため、 皮膚科医に相談することを推奨します。

2:保湿・紫外線ケアを行う

<保湿>
レチノールは肌の角質を一時的にしてターンオーバーを促進するため、水分が蒸発しやすくなります。そのため、保湿成分入りのクリームや美容液でケアを行いましょう。
<紫外線対策>
レチノールは、紫外線によって分解されやすい成分で、紫外線に当たるとレチノールの効果が薄れてしまいます。
また、レチノールによるA反応が出ている肌はバリア機能が低下しており、ダメージを受けやすい状態です。
紫外線対策を忘れず行いましょう。

5:注目のレチノール入り商品をご紹介

キールズ
DS RTN リニューイング セラム
<価格>30ml ¥9,900
<特徴>純粋レチノールを配合し、肌のターンオーバーを促進して小じわや毛穴の目立ち、くすみを改善する美容液です。特許技術によりレチノールの浸透力を高めつつ、刺激を抑えた設計が特徴です、初心者でも使いやすい処方となっています。 保湿成分のグリセリンが配合されているため、乾燥しやすい肌でも安心して使用できます。
<ご購入はコチラ>https://www.kiehls.jp/skincare/face-product/face-serums/retinol-skin-renewing-daily-micro-dose-serum/
ゼオスキン
スキンブライセラム1.0
<価格>30ml ¥15,400
<特徴>レチノールだけでなく、ビタミンCや抗酸化成分を含み、紫外線や環境ストレスによる肌ダメージを抑えながら、肌全体の明るさと透明感を向上させ、コラーゲン生成をサポートする働きにより、肌にハリと弾力を与え、たるみ毛穴や小じわの改善にも効果を発揮します。
もう一つの特徴として、レチノール特有の刺激を最小限に抑えるために、段階的に肌へ浸透する処方が採用されており、敏感肌でも使用しやすい設計となっています。
<ご購入はコチラ>https://zoskinhealth.co.jp/jp/retinol-skin-brightener-1-gbl-full-size-950500.html
イニスフリー
レチノール PDRN アドバンスド セラム
<価格>30ml ¥4,400
<特徴>レチノールとPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)を組み合わせた高機能美容液で、エイジングケアや肌再生を目指す方に最適です。レチノールがターンオーバーを促進し、小じわやシミ、毛穴の開きを改善しながら、PDRNが細胞修復をサポートし、肌のハリや弾力を引き出します。このPDRNは、傷ついた肌組織の修復を促すことで、乾燥やダメージを受けた肌を健やかな状態へ導く成分です。
さらに、保湿成分や抗炎症成分も含まれており、レチノール使用時にありがちな乾燥や赤みを抑え、敏感肌にも配慮された処方です。レチノールの働きに加えて、PDRNの再生効果で肌を深層からケアできるこのセラムは、総合的なエイジングケアを求める方にぴったりのアイテムです。
<ご購入はコチラ>https://www.innisfree.jp/product/retinol-pdrn-ampoule/detail/1937?optno=2429

6:まとめ

レチノールは、正しく使えばエイジングケアに非常に有効な成分です。しかし、使い方を間違えると、肌に負担をかけてしまうリスクも…
・最初は低濃度製品から使い始める
・十分な保湿と紫外線対策を
・継続使用で効果が出るのをじっくり待つ
この3つを意識して、レチノールのパワーを正しく引き出していきましょう。

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