江戸時代の女性に学ぶ!日本の伝統美容法

スキンケア

いつの時代も、女性にとって「美しくありたい」という思いは変わりません。

スキンケア用品が簡単に入る現代とは違い、江戸時代の女性たちは身近な自然素材を工夫して用い、肌を整えていました。
当時の女性たちはどのように美しさを保っていたのでしょうか?
今回は、江戸の美容習慣についてご紹介します。

①江戸町民のトレンドは薄化粧!?

意外かもしれませんが、江戸時代中期以降、町民の間では”薄化粧”がトレンドとなっていました。
それまでの厚化粧から一転、控えめで自然な仕上がりが好まれるようになったのです。
薄化粧が映えるのは、何よりも素肌が美しいことが前提となるため、
女性たちは日々スキンケアに力を注ぎ、白くて滑らかな肌を保つことにこだわっていたのです。

②江戸時代の洗顔方法とは?

実は江戸時代にも、今でいう「洗浄料」はすでに存在していました。入浴や化粧前の洗顔には、「ぬか袋」や「洗い粉」が使われていたのです。
ぬか袋は、絹や木綿の布を袋状に縫い、その中に米ぬかを入れたもので、ぬるま湯に浸して軽くしぼったら、顔や全身の肌をなでるように滑らせて洗います。
米ぬかにうぐいすの糞や豆の粉を混ぜることもあり、ぬか袋の中身は、使うたび新しいものに入れ替えていたようです。

③洗顔だけじゃない!江戸時代のスキンケア


江戸時代の女性たちは、洗顔後のスキンケアにもこだわっていました。
当時は「江戸の水」や「菊の露」といった化粧水が市販されており、
その中でも大ヒットしたのが、化粧の下地にして白粉(おしろい)がよくのり、
ニキビなどの肌荒れいっさいに効くと謳った「江戸の水」でした。

一方で、市販品だけでなく手作りの化粧水も盛んに利用されていました。
その代表格が「ヘチマ水」。別名「美人水」と呼ばれ、庶民にとっては身近で手軽に入手できる
天然の化粧水として重宝されていたのです。

ヘチマ水はどうやって作るの?

天然の化粧水として人気だったヘチマ水はどうのようにして作られていたのでしょうか。
そこで、ヘチマ水の作り方についてご紹介したいと思います。

☆まずはヘチマを採取!
1.実が大きくなったヘチマの茎を切る(9~10月頃)
2.切り口を下にして瓶に差し込み、数日かけて水分を集める

☆化粧水の作り方
1.集めたヘチマ水を40~50度に温め、ろ過して透明にする。
2.冷めたらグリセリンやエタノールを加えて調整する。
(配合割合 ヘチマ水10 :グリセリン1 :エタノール1 )
→完成後は、瓶に入れて冷暗所で保存すると長持ちします!


手作りは手間がかかって大変ですが、作る過程も含めて美容を楽しむ体験にもなります。
「試してみたいけれど大変そう…」という方には、市販のヘチマ水化粧水を探してみるのもおすすめです。

まとめ

江戸時代の女性たちは、自然の素材を活かしながら日々の習慣の中で肌を整えていました。

現代の私たちも、無理なく取り入れられるケアや天然成分を使ったシンプルな方法で、健やかな素肌を目指すことができます。

毎日の小さな工夫が、肌へのやさしさと、自分を大切にする時間につながるはずです。

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