レチノール初心者がやりがちな失敗と対策

スキンケア

ここ数年、美容業界で特に注目されている成分のひとつが「レチノール」です。

 ビタミンAの一種で、シワやたるみ、毛穴の開き、くすみなど幅広いエイジングサインにアプローチできると言われ、「若返りビタミン」と呼ばれることもあります。
その人気は、デパコスからドラッグストアコスメ、さらには海外ブランドまで、数えきれないほどの製品に配合されていることからも一目瞭然。SNSでは「塗るボトックス」「毛穴が消えた」といった口コミがバズり、スキンケア上級者だけでなく初心者も手に取る機会が急増しています。
しかし、レチノールにはメリットが多い一方で、
正しい使い方を知らずに挑戦して肌トラブルを招くケースが後を絶ちません。
そこで今回は、レチノール初心者がやりがちな失敗と、その対策をまとめました。

 これから始めようと思っている人も、すでに使い始めたけれど「うまくいかない」と感じている人も、ぜひチェックしてみてください。

レチノール初心者がつまずきやすいポイントとは?

失敗①:いきなり高濃度を選んでしまう

レチノールはビタミンAの一種で、肌に不足すると乾燥・赤み・皮むけといったトラブルが起こりやすくなります。だからこそ「しっかり補いたい!」という気持ちから、初心者がいきなり高濃度(2%以上)の製品を選んでしまうケースは少なくありません。
しかし、まだ肌が慣れていない段階で高濃度を使うと、赤みや炎症、強い皮むけなどの“レチノール反応”が出やすく、かえって肌状態が悪化してしまうこともあります。

対策
初めての人は必ず 濃度2%以下 を目安に、
低濃度から始めましょう。
まずは週に2回程度の使用からスタートし、
肌が少しずつ耐性をつけてきたら、
濃度や使用頻度を徐々に上げていくのが安心です。

失敗②:毎日たっぷり塗ってしまう

レチノールは「早く効かせたい」と思うほど、
つい量や頻度を増やしてしまいがちです。
SNSで「毎日塗って毛穴が小さくなった!」という声を
見て、初心者なのに毎晩たっぷり塗布してしまう人も
少なくありません。

しかし、肌がまだ慣れていない段階で毎日多量に塗ると、ターンオーバーが急激に進みすぎてしまいます。
その結果、乾燥・赤み・ヒリつき・皮むけといった
“レチノール反応”が強く出やすく、かえって肌がボロボロに。
中には普段の化粧水や日焼け止めまで「しみる」「痛い」と感じる敏感肌状態になってしまうケースもあります。

対策
・最初は週2回程度・夜のみ・米粒大を全顔に薄く広げるのが基本
・肌が慣れてきたら少しずつ回数を増やし、
最終的に毎晩使えるように調整
「たくさん塗れば早く効く」ではなく、
少量から継続することが最大の近道です。

失敗③:朝に使って紫外線を浴びる

レチノールは「美容液=朝晩使うもの」というイメージから、日中に塗ってしまう人も多いです。特に「朝も使ったほうが効果が早そう」と思って、朝のスキンケアに取り入れてしまうケースが目立ちます。
しかし、レチノールは光や熱にとても弱く、紫外線を浴びるとすぐに分解されてしまいます。そのため朝に使っても十分な効果が得られないばかりか、紫外線による肌ダメージを増幅させ、赤み・色素沈着・乾燥などのトラブルを引き起こすリスクが高まります。特に屋外で活動する時間が長い人ほど、この「逆効果」の影響を受けやすくなります。

対策
日差しの強い季節や外出が多い時期は、
使用頻度を少し減らすのも◎
レチノールは夜のみ使用が鉄則
翌日は必ず日焼け止め(SPF30以上)を塗布し、
紫外線から肌を守る

ポイント
レチノールは「夜に塗って、翌日しっかりUVケアする」のが黄金ルール。
 これを守るだけで、効果を最大限に引き出しながらトラブルを防ぐことができます。

失敗④:保湿を怠る

レチノールを塗っただけでスキンケアが完了したと思い込み、化粧水やクリームなどの保湿ステップを省いてしまう人は少なくありません。特にオイリー肌やニキビが気になる人ほど「保湿は不要」と感じてしまいがちです。
しかし、レチノールはターンオーバーを促す作用があるため、肌は通常よりも乾燥しやすい状態に傾きます。そのまま放置すると、粉をふいたような乾燥やつっぱり感が出るだけでなく、赤みや刺激の悪化、さらには小ジワが目立つといった逆効果につながることもあります。

対策
・レチノールの後は必ず保湿剤でしっかり蓋をする
・成分はセラミド・ヒアルロン酸・スクワランなど、バリア機能を支える保湿成分がおすすめ
・一度に刺激を与えすぎないように、アルコールや香料が少ない低刺激処方を選ぶと安心
・乾燥がひどい時期は、レチノールの翌朝も保湿を厚めに重ねてバランスを取る

ポイント

レチノールは「塗ること」だけでなく「守ること」までセットで考えるのが鉄則。

しっかり保湿を行えば、刺激を最小限に抑えながら長く続けることができます。

まとめ

レチノールは「正しく使えば肌の未来を変える成分」。
 焦らずステップを踏んでいくことで、赤みや皮むけを最小限に抑えながら効果を感じられます。
 初めての人こそ、“攻めすぎない使い方”が美肌への近道です。


ピックアップ記事

関連記事一覧