美容液は「塗り方」でも変わる。最も効果を引き出す“密着使い”テク

スキンケア

美容液を選ぶ際に成分や濃度など様々な指標がありますが、製品のスペックではなく実は“使い方”も効果実感に大きな差を生みます。せっかく高濃度・高機能な美容液を使っていても、塗布の方法が間違っていればその効果は半減してしまうかもしれません。
そこで今回は、美容液の効果を最大限に引き出す“密着使い”のテクニックをご紹介します!

1.なぜ“塗り方”で差が出るのか?

美容液は肌に届けたい有用成分を豊富に含むアイテム。
中でも、ナイアシンアミドやビタミンC誘導体、レチノールなどは、肌悩みにダイレクトに働きかける成分として人気です。
ただし、こうした成分は「肌のどこに、どれだけ、どのように」届くかが非常に重要。摩擦の多い塗り方や、適量を下回る使い方をしていると、せっかくの美容液のポテンシャルが発揮されません。
特にエイジングケア成分を高濃度で配合した“高濃度美容液”は、肌との“密着性”が効果実感を左右するポイントとなります。

2.“密着使い”とは?

密着使いとは、簡単に言うと「丁寧に、じっくり、肌と一体化させるように使う」こと。ポイントは以下の3つです。

1.摩擦レスに広げる

美容液はつい“手早く”なじませてしまいがちですが、強い摩擦はNG。指の腹を使ってやさしく広げ、特に乾燥しやすい部分(目元・口元・頬)は押さえ込むように塗布しましょう。
おすすめは、“内から外へ”“下から上へ”を意識しながら、リンパの流れに沿って肌を包み込むように動かすこと。血流も促され、成分の浸透感が高まります。

2.手のひらで“押し込む”ように

ただ広げるだけでなく、仕上げに手のひらで肌を包み、ぐっと密着させましょう。手の温度が美容液をやさしく温め、角層へのなじみを高めてくれます。パッティングのように軽く“押し込む”ようにすると、肌との一体感がアップします。

3.塗布量はケチらず、推奨量を守る

“美容液は少しでいい”と思っていませんか?
確かに高濃度処方の美容液など、製品によっては少量でも効果が期待できますが、それは“適量”が守られていることが前提です。
製品によって「1円玉大」「スポイト1回分」など推奨される使用量が違います。
高価な美容液ほど節約したくなりますが、推奨量を守ってこそ、研究に基づいた効果が得られるのです。

3.美容液、“NGな塗り方”していませんか?

せっかくの美容液も、使い方を間違えると逆効果に…ついやりがちなNG塗り方をチェックしてみましょう。

  • コットンでパッティング
    コットンに出してパッティングする方法は、摩擦で肌に負担がかかるだけでなく、美容液がコットンに吸収されて無駄になることも。美容液は、手のひらでやさしくなじませるのが正解です。
  • 濡れた肌にそのまま塗布
    入浴後や洗顔直後の濡れた肌に美容液を塗るのはNG。水分が肌の上で美容液を弾いてしまい、うまく浸透しない可能性があります。軽くタオルで押さえて水気を取ってからが◎。
  • スキンケアを飛ばしていきなり重ね塗り
    化粧水などの“肌を整えるステップ”を抜いていきなり美容液を塗ると、角層の水分が不足した状態になり、かえって刺激を感じやすくなることも。導入美容液でない限りは、ベースを整えてから使うのがベター!
  • 朝使ったのに紫外線対策なし
    成分によっては、日中の紫外線と反応して肌トラブルの原因になることも。美容液を朝に使った場合は、必ず日焼け止めでガードをしましょう。
  • スポイトを直接肌につける
    SNSでよく見かける「スポイトから肌に直接垂らす」塗り方は見た目は映えても衛生的には×。スポイトに雑菌がついてしまうと、ボトル全体が汚染されるリスクもあります。手のひらに出して使うのが◎。

密着使いは、スキンケアの“質”を高めるテクニック。
逆に間違った塗り方は、美容液そのものの評価を下げてしまうことにもつながりかねません。

4.美容液の効果を高める「順番」も重要

美容液はどのタイミングで使っていますか?

一般的には【洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム】という順番が推奨されています。
ただし、導入美容液と書いてあるものは、ブースター的に先に使った方がなじむこともあります。使用順はアイテムごとに異なるため、製品に記載された使い方を確認することがベストです。

5.密着使いで選びたい「処方」の視点

密着使いを重視するなら、実は“処方設計”も重要なんです。特におすすめなのは、「高濃度処方の美容液」。
高濃度処方とは、その名の通り美容液の成分が濃密な美容液のこと。成分濃度が濃い分、肌との密着性が高く、“塗布後の肌と成分の一体感”が段違いです。
肌にぴたっと吸い付くような密着感が、手応えのあるケアを叶えてくれます。

6.おすすめ高濃度美容液3選

そこで今回は、肌との密着性が高い高濃度美容液を厳選して3つご紹介します。

オバジC25セラム ネオ

オバジ
C25セラム ネオ
<価格>12ml ¥1,1000
<特徴>25%の高濃度ビタミンC誘導体配合で、毛穴からハリまで大人の5大肌悩みに対応する高機能美容液。

水溶性のピュアビタミンCと油溶性のビタミンEの同時配合を独自の技術によってこの高濃度が実現。キメのととのった毛穴レスな肌に。
<ご購入はコチラ>https://www.obagi.co.jp/c/c25serum-neo/

Ce’Parfait ウォーターレス リフティセラム

Ce’Parfait(セパルフェ)
ウォーターレス リフティセラム
<価格>30ml ¥9,460
<特徴>セパルフェ リフティは原料に水を一切使用しない独自の無加水処方
ナイアシンアミド10%+発酵液80%で、驚異の有効成分90%を実現。

豊富な成分を含む美容原料として注目される発酵成分が80%も配合されているため、少量でもくすみやハリ不足などの年齢サインが気になる肌に浸透。
明るいツヤに満ちたハリのある肌に導きます。
<ご購入はコチラ>https://ce-parfait.jp/product/lifty.html/

Lov me Touch NA10 ナイアシンアミド10%美容液

Lov me Touch
NA10 ナイアシンアミド10%美容液
<価格>30ml ¥2,420
<特徴>ナイアシンアミド10%配合のドクターズコスメ。
整肌効果を持つパンテノールやアラントイン配合で肌荒れを防ぎ、外部刺激から肌を守る効果も。

さらに、ヒアルロン酸も含まれているため、肌にしっかりと潤いを与え、乾燥を防ぎます。
<ご購入はコチラ>https://dr-beautopia.com/products/20094-013/

7.スキンケアの“仕上げ力”は、塗り方に宿る

美容液は、塗るだけで肌が変わる“魔法”ではありません。成分を届け、肌に効かせるのは、あなた自身の“使い方”にもかかっています。
濃度も処方も完璧な美容液。その力を引き出すのは、「密着使い」というひと手間です。
今日からぜひ、手のひらのぬくもりで、美容液の可能性を最大限引き出してみてください。

ピックアップ記事

関連記事一覧